米中貿易摩擦が再燃した。トランプ米政権が5月10日、2000億ドル分の中国製品への制裁関税を引き上げ。同13日には中国からのほぼ全ての輸入品に制裁関税を課す「第4弾」の計画を正式表明した。中国も報復に動く。世界的なサプライチェーン(供給網)に深まる亀裂。台湾や中国の企業が再構築に動くが、日本企業の動きは鈍い。

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(写真=左:Pool/Getty Images、右:Bloomberg/Getty Images)

 「中国と台湾の企業からの問い合わせが増えている。倍増といってもいい」。こう明かすのは、タイの工業団地・倉庫大手幹部。中国からタイに生産拠点を移して、ここから米国に輸出しようとする企業ニーズの高まりを裏付ける。工業団地側は急遽、中国語に堪能な人材を増やして対応しているという。「もはや、中国から逃げ出している印象だ」と同社幹部は語る。

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