日本や欧米、中国で新しい移動の概念「MaaS」を巡る激しい競争が始まっている。この分野で忘れてはならない国がアジアにある。人口13億人を擁するインドだ。移動手段のインフラに乏しく、ITの技術は高い。モビリティー分野の革新が一足飛びに進む可能性がある。

印ドライブジーのアビシェック・マハジャン・共同創業者

 ソフトバンクとトヨタ自動車が立ち上げた共同出資会社モネ・テクノロジーズ(東京・港)が3月末、MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)市場の創出を目指し、幅広い企業が連携する枠組み「モネ・コンソーシアム」を設立したと発表した。

 MaaSは移動手段をモノではなく、IT(情報技術)を活用したサービスとして提供する概念。ソフトバンクが傾注する姿勢が鮮明になり、インドががぜん、MaaSの有力地域として浮上した。ソフトバンクは現地でライドシェアの「Ola(オラ)」を運営するANIテクノロジーズに出資済み。カーシェアリングを手掛けるDrivezy(ドライブジー)への出資検討も報じられた。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り920文字 / 全文1345文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。