住友商事が米ファンド傘下企業から北欧3カ国の駐車場事業を買収する。自動車業界で加速する「MaaS」の動きへの対応が大きな狙いだ。カーシェアなどで自動車販売の減少が見込まれる中、駐車場を拠点に新事業を拡大する。

<span class="fontBold">Qパークは、各国の都市部を中心に駐車場事業を展開している</span>
Qパークは、各国の都市部を中心に駐車場事業を展開している

 自動車業界で加速する「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)」をめぐる取り組み。鉄道やバス、タクシーのみならず、カーシェアやライドシェアなど、あらゆる移動・交通手段を統合し、最適化を図った上で、マイカー以上のサービスを提供するという新たな概念だ。自動車ビジネスを成長事業と位置づけてきた大手商社も対応を急ぐ中、そのMaaSで住友商事が独自路線を歩んでいる。

 このほど、米ファンド傘下にある欧州の駐車場大手「Qパーク・オペレーションズ・ホールディングス」(オランダ)から北欧3カ国の駐車場運営事業を買収することで合意した。買収金額は公表していないが、500億円規模とみられる。Qパークは、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドで、シェア2割程度に相当する約37万台分の駐車場を管理運営する。

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