コンビニオーナーが深夜営業できないと訴えるなど、小売業の人手不足はここにきて一段の高みに至っている。かねて精算業務が省人化の肝とみられており、客が自分で会計する「セルフレジ」への潜在的ニーズは高い。3月初旬に開いた店舗機器の展示会でも自動化機器の出品が相次いだ。今後は中小を含め導入が進みそうだ。

大阪府東大阪市のセブンイレブンのフランチャイズ(FC)加盟店オーナーが「24時間営業は限界」と訴えた波紋が広がっている。セブン-イレブン・ジャパンが時短営業の実験を始めると表明しただけではない。小売り大手はこぞって人手不足対策を再考させられた。8日まで東京ビッグサイト(東京・江東)で開いた展示会「リテールテックJAPAN」では、かねて店舗の人手を省く肝とされてきた精算業務の自動化システムばかりが目立った。
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