英国の政府機関が中国・華為技術(ファーウェイ)の製品のリスクは抑制できるとの結論を出した。米国が「ファーウェイ包囲網」を敷く中、国家機密を共有する英国が距離を置いた形だ。中国を恐れるあまり、科学的な証拠や法律に基づく姿勢を失うことは避けなければならない。

ファーウェイの「サイバーセキュリティーラボ」
ファーウェイの「サイバーセキュリティーラボ」

 英国の国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)が、中国の華為技術(ファーウェイ)製品を次世代通信規格「5G」に採用した場合のリスクは抑制できると結論付けた。このことが世界で波紋を広げている。

 米国、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドは「ファイブ・アイズ」と呼ぶ国家機密情報の共有網を構成しており、カナダは米国の要請に応じて孟晩舟CFO(最高財務責任者)を逮捕した。そんな中で、ファイブ・アイズの中核をなす英国が米国主導の包囲網とは一定の距離を置く結論を出したためだ。

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