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DeNAがSOMPOホールディングスとカーシェア・リース事業で新会社を設立する。車保有時の負担をほぼなくした「0円マイカー」を柱に、新サービスで顧客拡大を狙う。多角化事業で苦戦が続くDeNA。今回の大型提携をテコに反転攻勢となるか。

DeNAの南場智子会長(左から2人目)はカーシェア事業の強化に動く

 「所有から利用へ変わる自動車の流れを加速していく」

 2月28日、ディー・エヌ・エー(DeNA)の南場智子会長はSOMPOホールディングスとの共同記者会見でこう力説した。両社は、個人間で車を貸し借りするカーシェアリングとリースの2つの分野でそれぞれ新会社を設立し、4月以降に運営を始める。

 DeNAは2015年からカーシェア事業の「Anyca(エニカ)」を展開。車の保有者とカーシェアの利用者をスマホアプリでつなぐプラットフォームサービスをうたう。都心部を中心に、トヨタのアルファードなど若者に人気の高級車が貸し出し登録されており、会員数は20万人超。今回の新会社は原則、このエニカ事業を引き継ぐ。

0円で「マイカーオーナー」

 新会社のサービスの目玉は「0円マイカー」だ。サービス利用者に0円に近い実質負担で自動車を貸与。その代わりに月数回はカーシェアとして他の利用者に貸し出すルールだ。「無料で憧れのマイカーオーナーになれる」。こんな触れ込みで利用者を獲得し、貸し出せる車の台数増を目指す。