FRBが金融引き締め路線を見直したとの見方が市場で広がっている。中国や欧州をはじめ世界経済の減速リスクが背景にあるとされるが、その見立ては妥当なのか。ジョージ・ソロス氏腹心の戦略担当幹部が設立した調査会社のレジーナ・シュレガー氏に聞いた。

<span class="fontBold">メドレー・グローバル・アドバイザーズのレジーナ・シュレガー氏。同社が発行するリポートは世界の機関投資家の動きに影響を与える</span>(写真=北山 宏一)
メドレー・グローバル・アドバイザーズのレジーナ・シュレガー氏。同社が発行するリポートは世界の機関投資家の動きに影響を与える(写真=北山 宏一)

米連邦準備理事会(FRB)は1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、これまでの路線を転換し、しばらく利上げを休止する可能性を示唆しました。

 利上げに慎重な姿勢を見せた理由は、世界経済の不透明感が増しているからだ。とりわけ中国やユーロ圏の経済に減速リスクが高まっている。

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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

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