全1268文字

敵対的TOBを巡り対立する伊藤忠商事とデサントが新たな局面を迎えた。混乱が長引いてもいいことはないと、水面下で伊藤忠が和解案を示したのだ。しかしデサント社内外で「反・伊藤忠」のムードが盛り上がる。和解は成立するのか。

伊藤忠に反発する声が強まる(写真はデサント本社と石本社長)(写真=2点:水野 浩志)

 「対立ばかりしていても何もいいことはない。きちんと話し合いなさい」。2月7日にデサントが伊藤忠商事によるTOB(株式公開買い付け)に反対表明をした後、デサントの元社長の仲介で、デサントの石本雅敏社長と伊藤忠の小関秀一専務執行役員が水面下で複数回接触した。