経営再建中のプラント建設大手、千代田化工建設が米国で大型LNGプラント案件を受注した。今回の特徴は、建設は外部に任せ、自らは設計・調達に専念すること。建設時の損失リスクを回避する狙いだが、経営再建の切り札にするには心もとない。

千代田化工建設が新たに受注したのは、米国で2024年の稼働を目指す「ゴールデン・パスLNG(液化天然ガス)プロジェクト」。受注金額は総額1兆円という大型プロジェクトだ。千代田化工の山東理二社長は「設計と調達に受注を限定した。工事から生じるリスクを負わない仕組み」と強調してみせた。
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