2021年にオフロードで競う新たなEV(電気自動車)レースが開催される予定だ。14年に始まった「フォーミュラE」には、欧州メーカーがEV技術を磨く場として参戦している。日本勢はエンジン車のレースに注力しているが、EVレースからは距離を置いている。

<span class="fontBold">フォーミュラEのCEOが新たなEVレースを立ち上げた</span>(写真=永川 智子)
フォーミュラEのCEOが新たなEVレースを立ち上げた(写真=永川 智子)

 1月31日、英ロンドンで、「エクストリームE」と呼ぶ新しいEV(電気自動車)レースが発表された。EVレース「フォーミュラE」のCEO(最高経営責任者)であるアレハンドロ・アガグ氏が立ち上げる。

 北極やヒマラヤ、アマゾンの熱帯雨林やインド洋に浮かぶ島々でオフロードのレースを催す。運営チームには英ロスチャイルド家の環境活動家やアカデミー賞受賞の映像作家などが参加し、環境破壊の危機にさらされた場所でEVレースを開催することで世界に環境保護を訴えるという。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り935文字 / 全文1292文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。