阪急バスが運転士の契約社員採用を廃止し、全員を正社員として雇用する。背景にあるのは将来的な運転士不足の回避と若手の確保だ。バス各社は賃金面での処遇改善も含め対応を急ぐが、期待通りの成果を得られるか。
●「自動車運転の職業」と全職業の有効求人倍率

地域住民の足として不可欠なバス。その担い手となる職業に若い世代は振り向いてくれるのか──。
阪急バス(大阪府豊中市)は2019年4月から運転士の契約社員採用を廃止し、全員を正社員として雇用する。同時に、現在約140人いる契約社員の運転士全員も正社員化し、待遇改善を図る。同社ではこれまで、契約社員として採用した後、3年程度の実務経験を積んでから正社員化することが通例だったが方針を転換する。
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