企業が社債発行を延期したり、見合わせたりする動きが相次ぐ。金利低下で投資家が上乗せ金利を求めるが、景況感悪化を受け発行企業が慎重になっている。米利上げ停止で緩和マネーが市場を支えるとの見方はあるも、社債市場にとって厳しい局面となりそうだ。

 米中貿易戦争や中国の景気減速の影響で世界経済の先行きに不透明感が強まる中、活況だった社債市場にもその影響が表れ始めた。今年に入り、社債の発行を延期したり、見合わせたりする動きが相次いでいる。

 トヨタ自動車グループのトヨタファイナンス(名古屋市)は、1月に環境債と呼ばれる社債を発行し、100億~200億円を調達する予定だったが、金利および起債環境の変化などを理由に発行延期を決めた。大手信販会社のオリエントコーポレーションも、総額50億円分の環境債を発行する予定だったが同様の理由で見合わせた。

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