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世界最大級の投資家のブラックロックが、LIXILグループに書簡を送った。昨秋の瀬戸欣哉CEOを実質的に更迭する人事について説明責任が不足していると懸念を表明する内容だ。ほかの投資家からも同様の指摘を受けているLIXIL。迅速な対応が不可欠だ。

LIXILグループの実質筆頭株主のブラックロックからの物言いに、潮田洋一郎会長(下)はどう対応するか(写真=上:ロイター/アフロ)

 1月下旬、1通の書簡がLIXILグループの取締役会宛てに届いた。差出人は世界最大級の投資家として知られる米ブラックロック。LIXILが昨秋決めた、瀬戸欣哉CEO (最高経営責任者)の実質的な更迭と、創業一族の潮田洋一郎氏のCEO復帰の人事決定プロセスの説明責任を果たしていないと指摘する内容だ。

 昨春に中期経営計画を始めて半年ほどでの突然のトップ交代。潮田CEOと山梨広一次期社長(4月1日就任予定)が共に指名委員会のメンバーであり、取締役への事前説明もほとんどなかった。ブラックロックに限らず、プロ経営者の瀬戸氏を追い出した人事に不可解さを感じる海外の機関投資家は少なからずいた。LIXILにはブラックロックと同様の内容の書簡やメールが複数、届いているもようだ。