電子部品各社が2019年3月期通期の業績予想を相次いで下方修正している。中国の景気減速に加え、米アップルのiPhoneなどスマートフォンの販売不振が原因。回復時期も不透明だ。一方で好業績を維持する企業もある。何が明暗を分けたのか。

(写真=AP/アフロ)
(写真=AP/アフロ)

 「永守さんの“警告”通りになったね」。2018年4~12月期の決算発表が本格化した1月下旬。電子部品各社の相次ぐ下方修正に、国内の証券アナリストは苦笑いしながらこう話した。

電子部品各社の下方修正が目立つ
●2019年3月期の営業利益見通し
電子部品各社の下方修正が目立つ<br /><span>●2019年3月期の営業利益見通し</span>
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 日本企業の好業績をけん引してきた電子部品各社の業績に急ブレーキがかかった。1月17日に先陣を切った日本電産を筆頭に、電子部品大手7社ではTDK、アルプスアルパイン、日東電工、京セラの5社が19年3月期通期の業績見通しを下方修正。電機大手でもソニーは半導体事業、シャープも連結全体の営業利益見通しを引き下げた。日本電産の永守重信会長兼CEO(最高経営責任者)が「46年間経営してきて、月単位でこんなに落ち込んだのは初めて」と驚いた昨秋の経営環境の急変は確かに業界全体に及んでいた。

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