コカ・コーラボトラーズジャパンが、清涼飲料の大型ペットボトル商品を値上げする。物流費や原材料費の高騰を受けての措置で、消費増税を反映する以外の値上げは27年ぶりだ。競合からは称賛の声が上がるが、値上げ対象を限定した点にコカの苦しい事情が透けて見える。

 コカ・コーラボトラーズジャパン(東京・港)が清涼飲料を値上げする。炭酸飲料「コカ・コーラ」や緑茶飲料「綾鷹」などの、1.5~2リットル入りペットボトル商品が対象だ。4月1日出荷分から、メーカー希望小売価格を20円引き上げる。消費増税を反映する以外の値上げは27年ぶりとなる。

 コカの決断について、サントリーホールディングスの新浪剛史社長は「敵ながらあっぱれ。尊敬に値する」と称賛する。別の競合メーカー幹部も「消費増税を控えているタイミングでの値上げ方針は驚いた」と話す。

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