『太陽の子』
三浦英之著
2750円(税込) 集英社

新聞記者である著者が、アフリカで日本人の父親を待ち続ける子どもたちを取材。経済成長の陰で起きた事実を掘り起こしていく。

 1970年代、アフリカ中部にある一大資源国・コンゴ民主共和国(旧ザイール)に日本企業が進出、鉱山開発のために多くの日本人が働いていた。そこで、日本人男性と現地の女性によるミックス・ルーツの子どもたちが数多く生まれたが、事業の撤退とともに、その場に母親と子どもが置いていかれた。

 フランスの国際ニュースチャンネル「フランス24」が、元鉱山労働者の弁として、日本人労働者がこの地を去る前に子どもを殺していったと証言した。その番組を目にしたアフリカ駐在の記者が、一体何が起きていたのか、取り残された子どもたちは何を思うのか、そして、当時、働いていた日本人はどう考えているのか、殺されたという証言は事実なのか、追い求めていく。

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日経ビジネス2022年12月5日号 68ページより目次

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