
三浦英之著
2750円(税込) 集英社
新聞記者である著者が、アフリカで日本人の父親を待ち続ける子どもたちを取材。経済成長の陰で起きた事実を掘り起こしていく。
1970年代、アフリカ中部にある一大資源国・コンゴ民主共和国(旧ザイール)に日本企業が進出、鉱山開発のために多くの日本人が働いていた。そこで、日本人男性と現地の女性によるミックス・ルーツの子どもたちが数多く生まれたが、事業の撤退とともに、その場に母親と子どもが置いていかれた。
フランスの国際ニュースチャンネル「フランス24」が、元鉱山労働者の弁として、日本人労働者がこの地を去る前に子どもを殺していったと証言した。その番組を目にしたアフリカ駐在の記者が、一体何が起きていたのか、取り残された子どもたちは何を思うのか、そして、当時、働いていた日本人はどう考えているのか、殺されたという証言は事実なのか、追い求めていく。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1020文字 / 全文1427文字
-
【締切迫る!】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【初割・2カ月無料】有料会員の全サービス使い放題…
特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題
日経ビジネス最新号、11年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「CULTURE」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?