
池井戸潤著
1925円(税込) 集英社
亡き父が暮らした田舎町に移住したミステリー作家。のどかなはずのその土地には、大いなる秘密が……。彩り豊かな“田園推理”小説。

銀行や企業で働く人の葛藤を描き、胸のすく物語として世に送り出してきた池井戸さん。新作はガラリと趣を変えて、山間の小さな町が舞台になりました。
昔から少しも変わることのない田園の暮らしを書いてみたかったというのが最初の動機です。僕自身、岐阜県の標高500mほどのところにある田舎町に育ち、作品に登場する八百万町はほぼそこがモデル。幼い頃から歴史好きな父に聞かされてきた伝承や土地の風習、実在の場所もいくつか書き込んだ、実話率の高い物語になりました。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1008文字 / 全文1326文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「CULTURE」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?