
内田和成編著
1980円(税込) 東洋経済新報社
新しい製品やサービスで行動変容を起こすことこそがイノベーションの本質だと定義。技術革新を追い続ける日本企業のあり方を問う。
イノベーションの概念を提唱した経済学者シュンペーターはイノベーションを「新結合」と定義した。核心は非連続性にある。従来の技術や価値をどんなに進歩させても、イノベーションにはならない。経済要素間の新しい結合で非連続性が生まれる。ドラッカーは非連続性の中身を掘り下げ、「パフォーマンスの次元が変わること」がイノベーションであると結論づけた。特定の次元で「良く」なるのではなく、価値の次元──そもそも顧客にとって「良い」とはどういうことか──が変わる。すなわちイノベーションは供給よりも需要に深く関わっている。
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