
宮台真司、野田智義著
2750円(税込) 光文社
便利で豊かになっているはずの社会で、なぜ孤独や分断などの問題が起こるのか。深い気づきと新たな視点を与える1冊。
本書は経営リーダー育成のための大学院大学至善館の講義録。著者2人は私たちの社会の「底」が抜けてしまったという問題意識を持っており、どのように対処すべききか、を共に考えていく。
第1章「構造的問題とは何か」から衝撃を受けた。まずは社会学が社会的問題を「構造的問題」として理解する学問だと教えられる。宮台氏は「モノカルチャーの落とし穴」の寓話(ぐうわ)を話し始めるのだが、これが「構造的貧困」の理解を助ける。
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