『話すことを話す きちんと声を上げるために』
キム・ハナ著
清水知佐子訳
1650円(税込)CCCメディアハウス

韓国の人気ポッドキャストの司会者が、思ったことを正確に、しかし人を傷つけず、人の心に響く「話し方の技術」についてつづる。

 ラジオ番組のパーソナリティーを担当して3年ほどたつが、毎回、帰り道に反省する。かんでしまった、ゲストへの言葉選びを間違えてしまった、といった具体例より、もっと、雰囲気というのか、空気のようなものに対する反省である。

 話す、というのは、とてもデリケートなものだ。相手の話を受けて、即座に返せば、話を聞いていないのではないかと思われるし、3秒ほど考え込んでから答えると、コミュニケーションとして重くなってしまいがち。どうやって自然なやりとりが生まれるのかは、相対する人によって異なる。Aさんとの会話に正解が見つかっても、そのままBさんには使えないし、Cさんには失礼になるかもしれない。では、いつ聞いても心地よい話し方をしている人は、何がそうさせているのか。

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日経ビジネス2022年4月11日号 86ページより目次

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