
緒方憲太郎著
1980円(税込) 日本経済新聞出版
著者はボイシーのCEO(最高経営責任者)。従来の情報伝達は文章が主体だったが、今後はより手軽な音声に置き換わると説く。
私はいわゆる“声フェチ”らしく、ミュージシャンも俳優も声に魅力がなければ関心が湧かない。高校で放送部に入り、テレビ局に就職したのも、声への興味と無関係ではなかったと思う。そんな私がオーディオブックに着目したのは自然なこと。20年ほど前に、当時暮らしていた米国でその人気を目の当たりにして、日本でも需要はあると考えたのだ。
車窓に流れる風景を見ながら“読書”ができるなんてワクワクするし、俳優や声優を起用すれば新たな読者も開拓できるはず……。そう思ったが、共感してくれる編集者は見つからなかった。
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