
島田太郎、尾原和啓著
2200円(日経BP)
20世紀後半に発見された新理論「スケールフリーネットワーク」。これから始まる2回戦で日本企業が強みを生かす鍵を握る。
今回の著書『スケールフリーネットワーク』を出版された経緯を教えてください。

グーグルやリクルート、楽天などを経てフューチャリストとして活動。『アフターデジタル』『ディープテック』など、多くの著書を通じて日本企業が進む道を照らしている。(写真=的野 弘路)
今、インターネットの戦いが2回戦に入りつつあります。1回戦はインターネットの世界の中で起きるイノベーションの戦いでした。この戦いでは周知の通り、「GAFA」と呼ばれる米大手IT企業が圧倒的な勝利を収めました。日本もある時期まで健闘していただけに忸怩(じくじ)たる思いです。
2回戦の舞台はインターネットがリアルを包んでいく世界です。どうすればこの2回戦で日本企業が主導権を握れるのか。ものづくりや小売りの世界で強い日本ならではの勝ちパターンが必ずあるはずだと考えていました。
答えを探していて出会ったのが当時、独シーメンスに在籍していて現在、東芝でCDO(最高デジタル責任者)を務める島田太郎さんでした。ぜひ一緒に書籍を出しましょうとお誘いして共同執筆に至りました。
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