『喧嘩の流儀』
読売新聞政治部著
1500円(新潮社)

安倍晋三氏の後を継いだ菅義偉総理誕生と政権発足後の逆風。本人や関係者への取材を重ね、最高権力者の正体を追う。

 菅政権の滑り出しは、当初大変好調でした。新型コロナウイルス禍に見舞われる日本では、支持率が通常の解釈では理解できないことも多いのですが、当初の高すぎる支持率は日本学術会議問題、コロナの第3波とGo To一時停止、緊急事態宣言を経て、弱含みの政権という特徴に収まったように見えます。今後、菅政権が中期政権を築けるか否かは、コロナをめぐる今後の状況に懸かっているでしょう。

 安倍さんの急な退陣表明は、自民党長期安定政権の「次」という誰もが気になっていた問題を顕在化させました。いまはコロナでそれどころではないという感じですが、ウイルス禍も当然いつかは終わります。ワクチンが普及するなどして沈静化した後は、今後の日本政治を一体どうしていくのかという問題に答えなければいけないのです。

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