
相場英雄著
1800円(日経BP)
月刊誌記者の池内は、未曽有の危機にある日本の財政の真実を報道しようと奔走する。そこに新型ウイルスのまん延が起こる。
今回の小説『Exitイグジット』で金融・財政政策をテーマに選んだのはなぜですか?

時事通信社勤務時代に日銀、兜記者クラブなどで金融業界を取材。その後、作家に。主な作品に『震える牛』『不発弾』『アンダークラス』など。ドラマ化された作品も多い。(写真=北山 宏一)
かつて日銀記者クラブに所属していた頃、金利の動きをはじめ銀行の資金需要など、この国の資金繰りを毎日見ていました。ちょうど三洋証券のデフォルトも起こって、マーケットが詰まったら何が起こるのか、経験したわけです。その身からすると、今の日銀の金融政策はあまりにおかしい。けれど、この問題についてメディアの中にもきちんと読み解いた記事が見当たらず、国民の間にも危機感がなさすぎると思っています。日経ビジネスで連載を依頼されたとき、この雑誌の読者なら分かってくれると考え、このテーマを書くことに決めました。
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