『D2C』
佐々木康裕著
2000円(ニューズピックス)

デジタルネーティブなミレニアル世代を対象としたダイレクト販売という、ビジネスの新たな潮流を紹介する。

 デベロッパーさんと新店舗の打ち合わせをしていたときのことである。聞いたことのあるような、ないような言葉を耳にした。それが、「D2C」だった。一緒に居合わせたスタッフに聞くと、最近出てきた概念で、B to CともユニクロやABCマートなどのSPA(製造小売り)方式とも違うらしい。

 その論点で書いた本がすでにあった。『D2C』。すぐに購入して読んだ。

 正直言えば、最初は半信半疑で読んだ。どうせ、スタイルについて書いた本で、再現性も未来も、そこにはないのではないか、と意地悪な視点から入った。ところが、である。読んでいる最中に、まずは焦燥が湧き上がってきた。次に、とどまることなく、アイデアが湧き上がってきた。もう無尽蔵なほどと言ってもいいかもしれない。

 焦燥は、その世界最先端のビジネスモデル「D2C」を知らなかったことで生じ、アイデアはこの概念さえ取り入れれば、劇的にやり方が変わるのではないかと思ったことで生じた。

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