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 “コロナ不況”克服のため各国は財政金融策を用いて必死だが、簡単に克服できるのか。リーマン・ショック後から世界的に債務が急増。また日本では経営改革の遅れや慢性的な財政赤字が未解決だ。そうした経済の“持病”がこの不況を重症化させかねない。

『危機の時代』
ジム・ロジャーズ著
1600円(日経BP)

投資家として著名な著者が、経済危機の乗り切り方や危機後の世界の経済勢力図を大胆に予想する。

 『危機の時代』はコロナ不況が「終わりの始まり」とみる。各国で官民の債務が増え、それを背景に供給過剰や株式のバブルも生じていた。このため著者は昨年から、今年は大きな経済危機が来ると予見していた。