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 恐竜についてまったく興味がないという人は珍しいだろう。地球上にさまざまな巨大生物が大量に跋扈(ばっこ)している時代があったと思うだけでワクワクしてくる。

 しかし、現在知られている恐竜たちは、子どものころ図鑑で見たイメージとはかなり違う。羽毛に覆われた恐竜がいたとか、鳥は生きた恐竜であるとか、まるでウソみたいだ。

今週の1冊
恐竜の世界史
スティーブ・ブルサッテ著
3500円(みすず書房)

恐竜の初期の姿は? どのように世界に広がったのか? 尽きない探究心で恐竜を追いかける研究者の実録。

 これは、「恐竜化石の大発見時代」になり、さまざまなことがわかってきたおかげだ。『恐竜の世界史』の著者スティーブ・ブルサッテは、古脊椎動物の専門家だ。まだ30代半ばだが、すでに15種もの新種を記載している気鋭の恐竜学者である。