NHKの紀行番組「ブラタモリ」が絶好調だという。2月第3週の関東視聴率は13.3%。これを全国に敷衍(ふえん)すると600万世帯以上が視聴していたことになる。スタート当初は歴史の痕跡をメインテーマにしていたが、いまでは岩石や地形の成り立ちなどにもタッチする世界でも稀な地学紀行番組になってしまった。日本は火山と地震の国だ。それだけ視聴者の関心が強いということなのだろう。
もしかすると高齢化の影響もあるかもしれない。人間は子供のころは動物や虫に興味を持ち、年を重ねるにつれ植物へと関心が移り、最後には岩石が愛おしくなるということを聞いたことがある。まるで地球史を遡るように嗜好が変化していくというのだ。
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