京セラ創業者の稲盛和夫氏が自身の言葉で「経営12カ条」を解説する連載の最終回。第12条で説くのは、リーダーが明るく振る舞い、周囲を明るくすることの大切さだ。夢と希望を抱いている心には、必ずその心に合う未来が現れると勇気づける。

(写真=PIXTA)
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 常に明るく前向きな心、つまり、夢と希望を抱いている心には、必ずその心に合う未来が現れてきます。常に明るく振る舞っている人には、明るい未来が、また常に夢と希望を抱いている人には、それを満たしてくれる未来が必ず現れてきます。それが自然の摂理です。くよくよしたり、思い悩んだりするようなことがあってはなりません。

 仕事や人生において、たしかに問題は起こります。その問題を克服するために考えなければならないことはたくさんあります。しかし、その問題について考えている瞬間は悩んだり、苦しんだりしなければなりませんが、いったんその問題から離れたら自分の心を明るく前向きにするべきです。

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