主食に米を摂取することは、日本人の健康にどのような影響を及ぼしているのか。岐阜大学などの研究者たちが、約3万人の日本人データを用いて分析した。男性では米の摂取量が多い人ほど心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの死亡リスクが低いことが分かった。

和食は洋食よりも心臓や血管の健康に良いと考えられています。日本人は長い間、主食に米を食べてきましたが、近年、食事の西洋化が進み、米の摂取量は減少しています。主食に米を摂取することが日本人の健康に及ぼしている影響を検討するために、岐阜大学などの研究者たちが、岐阜県高山市の住民の食習慣と心血管疾患(心筋梗塞、狭心症、脳卒中など)による死亡の関係を検討したところ、男性では、米の摂取量が多い人ほど心血管疾患による死亡リスクが低いことが明らかになりました*。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1809文字 / 全文2210文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「from 日経Gooday」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?