お酒を少し飲む人は、全く飲まない人より心血管疾患のリスクが低い「Jカーブ」の存在が知られてきた。だが、米国の研究者たちが新たな解析手法を使って、それを覆す研究結果を発表した。ごく少量の飲酒でも心血管リスクは高まり、さらに飲酒量増加が顕著なリスクをもたらすことが示された。

「少量の飲酒は心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げる可能性がある」と考えられてきたが……(写真=PIXTA)
「少量の飲酒は心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げる可能性がある」と考えられてきたが……(写真=PIXTA)

 飲酒量と心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中など)の発症リスクの関係には「Jカーブ」が存在する、つまり、お酒を少し飲む人は全く飲まない人よりも心血管疾患のリスクが低いということが知られています。

 しかし、米国の研究者たちが新たに行った研究*の結果、「非飲酒者に比べ心血管疾患のリスクが低くなる飲酒量」は存在せず、飲酒量が増えるにつれて心血管疾患のリスクは指数関数的に上昇することが示唆されました。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2785文字 / 全文3144文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「from 日経Gooday」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。