新型コロナウイルスのワクチンに本当に効果があるのかは、議論を呼びやすいテーマだ。各国がバラバラの基準でデータを集めている、その分析が難しいという問題があった。そこで同一基準である米国の州ごとに接種率と死亡率の関係を分析。その効果が判明した。

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

 米国で新型コロナウイルスのワクチン接種率が高かった州では、低かった州に比べてコロナによる死亡や超過死亡*1が少なく抑えられていたことが、米国の研究*2で分かりました。

*1 =例年のデータから予測される総死亡数と、実際の総死亡数の差。戦争や飢饉、大規模な自然災害、感染症の大流行などがあると超過死亡は増加する傾向がある
*2 =Bilinski A, et al. JAMA. 2022 Nov 18. doi: 10.1001/jama.2022.21795. Online ahead of print.

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