リモートワークが一般的になり、働き方に関する新たな精神的ストレスが生じている現場もある。前回は部下とのコミュニケーションに悩み、不眠などの症状を訴える相談に乗り、病院での受診を勧めた。今回はその他の対処や、ストレスを軽減するセルフケアなどについて解説する。

リモートワークを行っている場合は、仕事を切り上げ軽く運動するなどONとOFFの切り替えを意識するとよい(写真=PIXTA)
リモートワークを行っている場合は、仕事を切り上げ軽く運動するなどONとOFFの切り替えを意識するとよい(写真=PIXTA)

 前回、部下とのコミュニケーションに悩んで寝つきが悪くなったり感情の起伏が激しくなったりしてきたことを自覚している管理職の方の悩みにお答えしました。寝つきが悪くなる「入眠障害」や、夜中に何度も起きて熟睡できなくなる「中途覚醒」の症状が、週に約2回以上あるようならば、心療内科か精神科で相談することをお勧めしました。

仕事の量・質・環境を調整

 医師に相談するのと併せて、上司にも不調が生じていることを打ち明けて、相談することが大切です。現在の仕事のストレスを緩和しなければ、根本的な解決にはならないためです。

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