シリーズ
from 日経Gooday

24回
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水泳、ゴルフ、ウオーキング…… 運動の種類で死亡リスクに差はある?
水泳やゴルフなど運動の種類によって、死亡リスクの低下レベルはどう変化するのだろうか。今回、運動ごとに差はあるものの、総死亡リスクはいずれも有意に低下しているとの研究結果が発表された。高齢者になっても、楽しく継続可能な運動…
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専門家に聞くリモートワーク悩み相談(下) ストレス軽減のセルフケア
リモートワークが一般的になり、働き方に関する新たな精神的ストレスが生じている現場もある。前回は部下とのコミュニケーションに悩み、不眠などの症状を訴える相談に乗り、病院での受診を勧めた。今回はその他の対処や、ストレスを軽減…
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リモートワーク悩み相談(上) 部下に仕事を振れず夜眠れない
コロナ禍で働き方が多様になる一方で、社員が孤立化することによる弊害も目立ってきた。1人で多くの仕事を抱え込み、メンタル不調に陥るケースもある。精神科医・産業医の奥田弘美氏に、部下とのコミュニケーションに悩む上司の相談に乗…
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運動総量が死亡リスク低減のポイント 有酸素運動は週末まとめてでOK
有酸素運動を週1~2回集中的に行うのと、週3日以上行った場合、死亡リスクは変わるのか。ブラジル・サンパウロ連邦大学の研究者たちが運動の強度や年齢、性別、人種などを考慮して分析した。その結果、運動総量が同じなら両者の死亡リ…
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75歳未満で死亡するリスクが約3割増 食卓での塩追加は控えめに
食卓で料理に塩をふる習慣がある人が75歳未満で死亡するリスクは1.28倍との研究結果が報告された。塩分摂取が血圧に関係していることは分かっていたが、今回、早期死亡との関係が明らかになった。同時に果物や野菜の摂取が多いとこ…
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詐欺にだまされない脳の作り方 脳科学の専門家に聞く高齢化対策
誰でも年齢を重ねると記憶力が低下したり、素早い判断ができなくなってきたりするもの。だが年を取って脳が老化すると、本当にだまされやすくなるのか。公立諏訪東京理科大学工学部教授で脳科学者の篠原菊紀さんに聞いた。
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1日おき「断食」は脂肪減らす? 総カロリー減らねば効果なし
断食をする日としない日を組み合わせる、「間欠的断食(ファスティング)」が注目されている。はたして通常のダイエットと比べて、効率の良い手法なのだろうか。英国で研究が行われた。その結果、両者に差はなく、総エネルギー摂取量が減…
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約3万人の日本人を対象に研究 お米好き男性は心筋梗塞少ない
主食に米を摂取することは、日本人の健康にどのような影響を及ぼしているのか。岐阜大学などの研究者たちが、約3万人の日本人データを用いて分析した。男性では米の摂取量が多い人ほど心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの死亡リスクが低いこ…
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米国で長期間追跡研究 高齢者、過剰な昼寝と認知機能の関係
昼下がりにうとうとする高齢者が多いというイメージがある。過剰な昼寝と認知機能は関係あるのだろうか。腕時計型活動量計で測定したデータを使った研究が、米国で実施された。昼寝の時間や頻度と全般的な認知機能の間には、双方向の関係…
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インフル流行期は心筋梗塞に注意 ワクチン接種者はリスク低下も
インフルエンザ流行期に急性心筋梗塞(以下、心筋梗塞)の発症率が上がることが研究で示された。また、高齢者がインフルエンザ予防接種を受けていると心筋梗塞のリスクが下がる可能性がある。スペインで行われた研究による。心筋梗塞リス…
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日本人200万人以上のデータから調査 高血圧と大腸がんの関係
高血圧のある人は大腸がんを発症するリスクが高いことが日本人を対象にしたデータで明らかに。降圧薬服用やポリープなどの疾患の有無などを考慮に入れた上で検討した。今回の研究は因果関係を示したものではないが、高血圧にはより注意を…
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心房細動リスクが上昇する恐れ DHA・EPAの過剰摂取に注意
青魚などに多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などオメガ3脂肪酸。健康に有用な栄養素として有名だが、継続摂取しすぎると心房細動リスクを増やす可能性が示唆された。厚生労働省の指標を活用す…
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心血管疾患の再発を予防する食生活 「地中海食」VS「低脂肪食」
心筋梗塞や脳卒中など心血管疾患の治療経験者にとっては、再発防止は重要な関心事だ。効果的とされるのが、オリーブオイルや魚介を多くとる「地中海食」と脂肪分の摂取を抑える「低脂肪食」。どちらの食事がより効果的なのか。スペインの…
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脳科学で「煮詰まり」打破 「居眠り」と 「ながら」でひらめき脳
企画を出さなくちゃいけない、アイデアが欲しいと言われている、そんなときに頭を抱えてしまうことがある。そんな煮詰まったときに役に立つ、脳科学から導き出された「ひらめき脳の作り方」とは。公立諏訪東京理科大学工学部教授で脳科学…
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カナダ・マクマスター大学などの研究者が報告 体脂肪多い人ほど認知機能低い
過剰な体脂肪は脳卒中などの原因となるが、果たして脂肪組織そのものは認知機能に影響するのか。今回、体脂肪や内臓脂肪が多い人ほど認知機能が低いことを示す研究結果が報告された。肥満予防や体脂肪を減らす努力が、認知機能の維持に結…
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どうする胆石対策、専門家に聞く(下) 度重なる発作には胆のう摘出も
胆石を予防するには、どのような食生活や生活習慣が有効なのだろうか。また、もしも胆石ができてしまった場合、どうすればよいのか。前回に続き、杏林大学客員教授で佼成病院外科部長を務める森俊幸氏に聞いた。
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どうする胆石対策、専門家に聞く(上) でんぷん質過剰で「白い胆石」
時に脂汗が出るほどの猛烈な痛みを引き起こすといわれる「胆石」。どのようにして、カラダの中にこのようなものができるのだろうか。また、痛みが起きる理由は。胆石に詳しい杏林大学客員教授の森俊幸氏に、そのメカニズムと対策を聞いた…
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飲酒量が増えるほど心血管疾患リスク上昇 お酒の「Jカーブ」は存在しない
お酒を少し飲む人は、全く飲まない人より心血管疾患のリスクが低い「Jカーブ」の存在が知られてきた。だが、米国の研究者たちが新たな解析手法を使って、それを覆す研究結果を発表した。ごく少量の飲酒でも心血管リスクは高まり、さらに…
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日本人を対象にした研究で判明 野菜好きは認知症のリスク低い
加齢が重要因子とされる認知症だが、食習慣はどの程度関係しているのか。欧米人を対象とした研究では、野菜や果物の摂取量と認知症リスクに逆相関関係が示されていた。今回、日本人を対象とした24年間にわたる研究で同様の傾向が分かっ…
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全身性の炎症が抑制される可能性を示唆 発酵食品で腸内フローラ多様化
全身性の炎症状態に影響するとして注目を集める「腸内フローラ」。ヨーグルトやキムチなど発酵食品との関係が指摘されるが、実際に健康面への効果はあるのか。米スタンフォード大学などの研究者たちは、10週間の介入試験を実施した。
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
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10 Questions
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
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ファクトフルネス思考
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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