シリーズ
from 日経Gooday

35回
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遺伝情報分析で因果関係 ビタミンD不足で死亡リスク上昇
骨の健康や免疫機能の調節に関わることが知られているビタミンD。今回、オーストラリアの研究者らが30万人超の遺伝学的情報と血液中のビタミンD濃度の関係を分析調査。ビタミンD不足が、死亡リスクの上昇をもたらすことが明らかにな…
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子宮頸がんのウイルス原因で 増える男性の中咽頭がん
子宮頸がんの原因として知られるヒトパピローマウイルス(HPV)は、実は男性のがんの原因にもなる。日本産科婦人科学会と日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会のセミナーから、「男性の中咽頭がん」について大阪大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学…
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不安に快感のイメージをかぶせよう 「月曜日がつらい」の克服法
休日の終わりに憂鬱になる心理状態を「サザエさん症候群」などと呼ぶことがある。週末の終わりから週明けにかけて、脳の中では一体何が起きているのだろうか。そのメカニズムと気持ちの切り替え方について、公立諏訪東京理科大学工学部教…
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高血圧は1日8000歩、糖尿病は9000歩 病気予防のウオーキング歩数
慢性疾患の予防を目指す上でウオーキングが効果的として、推奨されることが多い。だが、具体的には1日にどれぐらい歩くのが正解なのかは、よく分かっていなかった。今回、米国でこうした健康増進に悩む人の疑問に答える研究結果が報告さ…
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油断できないのはどのタイプ? 肝硬変につながる「脂肪肝」
肝硬変の原因として注意したいのが、「脂肪肝」だ。お酒が好きな人は、健康診断などで指摘されることも少なくない。油断しがちだが、脂肪肝は肝硬変だけでなく、肝臓がんへつながる恐れもある。肝臓のスペシャリスト、武蔵野赤十字病院院…
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認知機能スコアが2.7倍速く悪化 高齢者の便秘と認知症の関係
腸と脳の機能が互いに影響を及ぼすとする「脳腸相関」が注目されている。アルツハイマー病の発症と進行に重要な役割を果たすと考えられているが、そのメカニズムは明らかになっていない。東北大学の研究者らが、便秘と認知機能の関係につ…
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ワクチンの効果が米国の研究で判明 接種率高いとコロナ死亡が減少
新型コロナウイルスのワクチンに本当に効果があるのかは、議論を呼びやすいテーマだ。各国がバラバラの基準でデータを集めている、その分析が難しいという問題があった。そこで同一基準である米国の州ごとに接種率と死亡率の関係を分析。…
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悪化すると脳の働きに影響することも 肝硬変のリスクを自分で計算
飲み過ぎると心配になるのが、肝臓の病気だ。特に、誰もが恐れるのが「肝硬変」。肝臓の炎症により、組織の線維化が進み、肝臓が硬くなってしまう病気だ。肝臓のスペシャリストである武蔵野赤十字病院院長の泉並木氏に解説していただこう…
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専門家に聞くリモートワークのトラブル 「適応障害」、部下の訴えどうする
リモートワークで社員が孤立した結果、1人で多くの仕事を抱えメンタル不調に陥ることも。パフォーマンスが上がらない部下に、「適応障害」と言われたらどうすればよいか。精神科医・産業医の奥田弘美氏が、読者から寄せられた悩みに回答…
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温かいコップを持つと気持ちも上向きに 研究で分かった姿勢を正す効果
失敗したり、思い通りにいかなかったりしたとき、どうすれば気持ちを上向きにできるだろう。実は、「背筋を伸ばす」「温かいカップを持つ」ことで気持ちまで変わる「身体化された認知」という研究があるという。公立諏訪東京理科大学工学…
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骨格筋の代謝向上で体重減少促進の可能性 筋肉の質改善で体脂肪減らす
食事制限で体重が減りにくい人と減る人がいる。今回、女性を対象に運動がもたらす筋肉の変化の研究が行われた。痩せにくい体質の人が有酸素運動と筋トレを行うと、筋たんぱく質の重量が増え、骨格筋の代謝が改善された。肥満のタイプに応…
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水泳、ゴルフ、ウオーキング…… 運動の種類で死亡リスクに差はある?
水泳やゴルフなど運動の種類によって、死亡リスクの低下レベルはどう変化するのだろうか。今回、運動ごとに差はあるものの、総死亡リスクはいずれも有意に低下しているとの研究結果が発表された。高齢者になっても、楽しく継続可能な運動…
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専門家に聞くリモートワーク悩み相談(下) ストレス軽減のセルフケア
リモートワークが一般的になり、働き方に関する新たな精神的ストレスが生じている現場もある。前回は部下とのコミュニケーションに悩み、不眠などの症状を訴える相談に乗り、病院での受診を勧めた。今回はその他の対処や、ストレスを軽減…
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リモートワーク悩み相談(上) 部下に仕事を振れず夜眠れない
コロナ禍で働き方が多様になる一方で、社員が孤立化することによる弊害も目立ってきた。1人で多くの仕事を抱え込み、メンタル不調に陥るケースもある。精神科医・産業医の奥田弘美氏に、部下とのコミュニケーションに悩む上司の相談に乗…
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運動総量が死亡リスク低減のポイント 有酸素運動は週末まとめてでOK
有酸素運動を週1~2回集中的に行うのと、週3日以上行った場合、死亡リスクは変わるのか。ブラジル・サンパウロ連邦大学の研究者たちが運動の強度や年齢、性別、人種などを考慮して分析した。その結果、運動総量が同じなら両者の死亡リ…
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75歳未満で死亡するリスクが約3割増 食卓での塩追加は控えめに
食卓で料理に塩をふる習慣がある人が75歳未満で死亡するリスクは1.28倍との研究結果が報告された。塩分摂取が血圧に関係していることは分かっていたが、今回、早期死亡との関係が明らかになった。同時に果物や野菜の摂取が多いとこ…
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詐欺にだまされない脳の作り方 脳科学の専門家に聞く高齢化対策
誰でも年齢を重ねると記憶力が低下したり、素早い判断ができなくなってきたりするもの。だが年を取って脳が老化すると、本当にだまされやすくなるのか。公立諏訪東京理科大学工学部教授で脳科学者の篠原菊紀さんに聞いた。
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1日おき「断食」は脂肪減らす? 総カロリー減らねば効果なし
断食をする日としない日を組み合わせる、「間欠的断食(ファスティング)」が注目されている。はたして通常のダイエットと比べて、効率の良い手法なのだろうか。英国で研究が行われた。その結果、両者に差はなく、総エネルギー摂取量が減…
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約3万人の日本人を対象に研究 お米好き男性は心筋梗塞少ない
主食に米を摂取することは、日本人の健康にどのような影響を及ぼしているのか。岐阜大学などの研究者たちが、約3万人の日本人データを用いて分析した。男性では米の摂取量が多い人ほど心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの死亡リスクが低いこ…
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米国で長期間追跡研究 高齢者、過剰な昼寝と認知機能の関係
昼下がりにうとうとする高齢者が多いというイメージがある。過剰な昼寝と認知機能は関係あるのだろうか。腕時計型活動量計で測定したデータを使った研究が、米国で実施された。昼寝の時間や頻度と全般的な認知機能の間には、双方向の関係…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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