「稼働要請には応える」

 人の流れは激減していましたが、国土交通省からタクシー業界に対して「公共交通機関として3割のタクシーを動かしてほしい」という要請が来ていました。タクシー会社によって対応はさまざまで、1カ月のシャットダウンを決めたところもありました。

 私は社員に対して「稼働要請が来ている以上、果たすべき役割として応える」と説明しました。「動かすな」と否定されたのでなく、「動かしてほしい」と要請されたことで現場の社員が意気に感じてくれたのでしょう。社員の大部分は私の考えを理解してくれました。

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この記事はシリーズ「日本交通・川鍋一朗会長の「不屈の路程」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。