この記事は日経ビジネス電子版に『安倍晋三元首相が説く、日本にとってのウクライナ情勢の意味』(2月17日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月7日号に掲載するものです。

(写真=竹井 俊晴)
(写真=竹井 俊晴)

 今回は緊迫するウクライナ情勢について私の見方を記したいと思います。

 ロシアはウクライナ国境付近に10万人超の兵力を集結させ、ウクライナの隣国ベラルーシで大規模な合同軍事演習も実施しました。ロシアのプーチン大統領が求めているのは、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟しないとの確約です。

 ロシアは2021年12月、NATOの東方拡大停止などを盛り込んだ欧州安全保障に関する合意案を米国とNATO加盟国にそれぞれ提示しました。米とNATOは1月下旬に拒否する旨を書面で回答しています。

 なぜプーチン政権はウクライナにこだわるのでしょうか。

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