デュアル・チャネル選択の理由

 1つ目は、前回詳述した取引費用理論の資産特殊性仮説を応用したものであり、「流通資産の特殊性が高い場合、デュアル・チャネルが選択される」という仮説である。ここでは製造業者A社が自社の求める流通サービスを提供してもらうべく、販売員の訓練や施設改築費用の分担など、流通業者B社に特殊な投資を行うとする。その結果、流通業者B社は製造業者A社にとって特別な存在となる。その流通サービスは同様の特殊な投資を行うことなしに、他の流通業者によって提供されない。

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