日経ビジネスが著名大学の経営学系の学部や大学院とタッグを組んで誌面講義を開講!日々の仕事やマネジメントに役立つ経営の理論を分かりやすくお伝えします。(写真=PIXTA)
シリーズ
特別誌面講義

27回
-
複数の流通チャネルをいかに管理し、効率的な販売に結び付けるか
生産財・消費財のいずれの市場でも、企業の多くが複数の流通チャネルを用いて製品を販売している。生産財ではデュアル・チャネルという形態がよく見られ、消費財ではオムニチャネルが注目を集める。企業は複数のチャネルをいかに活用し、…
-
流通機能を自前で持つのか、それとも外部化するか
慶應義塾大学の高田英亮教授による誌面講義の3回目は流通チャネル研究。取引費用理論を基に製造業者が自前で流通を担うか、流通業者に任せるか、多くの分析がなされている。仮説と分析をビジネスに生かすためには、3つのポイントに留意…
-
ビッグデータを上手に活用するための5つのポイント
10年ほど前から頻繁に耳にするようになった「ビッグデータ」だが、上手に活用するのは簡単ではない。慶應義塾大学の高田英亮教授は、うまく活用するためには5つのポイントがあると指摘する。「予測」「実験」「オープン・マーケティン…
-
「まず市場から」、マーケティングも基礎に忠実に
慶應義塾大学商学部による誌面講義のシリーズ6は高田英亮教授によるマーケティング戦略とチャネル研究。楽器を習うのと同様に、マーケティング戦略も基本に沿ってたゆまぬ努力を続けることが大切だという。企業は、市場調査によって顧客…
-
マーケティングで「ガラパゴス」日本が果たす役割
少子高齢化が進み、経済成長も鈍化している日本は市場としての魅力を失ってしまったのか。清水聰教授は他の国にはない先端技術や感度の高い消費者の存在が世界でも価値を持つと訴える。時には批判的な意味合いで使われる「ガラパゴス化」…
-
情報感度で異なる「幸福」の意味 日本が世界の先頭を走る長寿者研究
65歳以上が全人口の25%を占め、少子高齢化で世界の先頭を走る日本。従来の若者中心のマーケティングは方向転換を迫られているが、長寿者研究では先端となる可能性を秘める。清水聰教授の調査からは、これまでの画一的な長寿者像とは…
-
位置情報で消費者をより深く知る ネット時代の実店舗の在り方とは
全地球測位システム(GPS)のデータなどの位置情報をマーケティングに生かす動きが加速している。これまでであれば測定が難しかった人の流れなどが把握でき、より詳細に消費者の動きを分析できるようになった。ネットでの販売が伸びる…
-
他の消費者を引っ張る「先端層」、企業はマーケティングに活用を
マーケティングで過去から研究されてきたのが、他の消費者を引っ張る先端層である。有名なものとしてイノベーターなどの考え方があり、近年ではインフルエンサーの影響力が増している。清水聰教授は消費者の目が肥えている日本の企業は先…
-
ネット時代の意思決定とは? 日本発の新たなマーケティング理論
米国発の理論や事例が多いマーケティングだが、慶應義塾大学の清水聰教授は日本独自のものを発信している。その1つがインターネット時代に対応した、新しい消費者の意思決定プロセスである。従来の消費者行動研究からクチコミまでを包含…
-
多角化の組織に潜むジレンマ 縦割りも無責任も回避するために
慶應義塾大学商学部の牛島辰男教授が多角化企業のマネジメントを解説する特別講義の最終回。複数の事業を持つ企業はどのような組織形態を取れば、効率的にシナジーを生み出せるのか。事業ごとに組織をつくる事業部制の構造が一般的ではあ…
-
曖昧な定義で使われがちな「事業シナジー」はいかに生み出されるのか
「多角化のシナジー」といった時に想定されるのは、事業間のつながりによって稼ぐ力が高まる事業シナジーだ。だが、シナジーという言葉は曖昧な定義のまま使用されることが多く、都合よく用いられることもある。事業シナジーが意味するも…
-
多角化は財務強化につながるか 財務シナジーを考える
慶應義塾大学商学部の牛島辰男教授による誌面講義の第2回は多角化のシナジーについて考える。複数の事業を持つ企業は、内部で成熟産業から成長産業に資金を移動させることができるという利点がある。しかし、実際の組織で実現するのは簡…
-
多角化は企業価値を毀損するか
慶應義塾大学商学部による誌面講義のシリーズ4は牛島辰男教授による事業多角化に関する分析をお届けする。様々な事業を手掛けている多角化企業の価値をどのように測り、どのようにマネジメントしていくのか。第1回は多角化企業の価値が…
-
リーダーが引っ張る米中、理念・価値観を組織の原動力にする日本企業
慶應義塾大学の王英燕(オウ・エイエン)教授による組織論講義の最終回。日本、米国、中国の組織はそれぞれ何を原動力にして動いているのかを探る。経営トップの考え方によるところが大きい米中に対し、日本は継承される理念や価値観で動…
-
組織に合う人材を求める日本、変化に合う人材求める中国
慶應義塾大学・王英燕(オウ・エイエン)教授による特別講義の3回目は「適合性」の観点から組織を分析する。職務や変化への適合性を重視する米中の組織に対し、日本企業は組織への適合性を重視してきた。日本でもジョブ型雇用の採用が進…
-
人間関係で考える日米中の組織、「疑似家族」で絆をつくる日本企業
慶應義塾大学商学部の王英燕(オウ・エイエン)教授による組織論の第2回は人間関係に焦点を当てる。私たちが時に決められた役割を越えて同僚や後輩を助け、組織のために尽くすのはなぜなのか。日米中それぞれの組織には、文化・社会的な…
-
楽しくなくても仕事はきっちり 日本人の会社に対する複雑な感情
慶應義塾大学商学部による誌面講義のシリーズ3は王英燕(オウ・エイエン)教授による「組織論」をお届けする。組織とそこで働く人の関係がいかに組織の強みに結びついているのか。まずは働き手の感情から分析する。組織とのつながりが弱…
-
「CSRは業績に直結」は本当か、25年間の企業分析が示す真実
慶應義塾大学商学部の学部長を務める岡本大輔教授による誌面講義シリーズの最終回。岡本教授は本シリーズでCSR(企業の社会的責任)は企業自身のために必要であると説いてきた。ではCSRは本当に企業業績につながるのか。25年に及…
-
CSRと日本型経営の関係とは 求められる発信型の「三方よし」
高度成長期からバブル経済期を経て、ようやく日本に根付いた「広義のCSR(企業の社会的責任)」。だが、日本には古くから近江商人に伝わる「三方よし」の考え方があり、社会性を追求してきたとの見方もある。三方よしと現代の社会的任…
-
社会と企業の「一挙両得」狙え ポーター教授が唱えたCSVを考える
バブル経済期のフィランソロピーブームがその後消えたように、自社の事業と関係のない社会貢献は続かない。自社の利益につながると同時に、社会問題を解決する「一挙両得」が継続的なCSR活動には不可欠だ。この考え方を企業の戦略にま…
WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
おすすめのシリーズ
-
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
-
徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
-
クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
-
不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
-
菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
-
1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
-
10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
-
河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
-
ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
-
大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
-
グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
-
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
-
ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
-
テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
-
70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回