シリーズ
不屈の路程

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C Channel森川亮氏(2)経営者への道を開いた2度の転職
インターネットに魅せられるも、大企業では組織の壁にぶち当たる。行き場を失い、2度目の転職で韓国企業に飛び込んだ。オンラインゲームの市場を舞台に経営者としての第1歩を踏み出した。
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C Channel森川亮氏(1)50歳目前で起業、日本を元気に
LINEの経営トップを退任し、48歳で動画メディアのC Channelを創業した。女性をターゲットに支持を拡大し、創業から5年で上場を果たした。安定を捨ててまで起業を選んだ裏にある信念とは。
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ソースネクスト松田憲幸氏(4)米国に移住、社長元気で留守がいい
自動翻訳機「ポケトーク」をヒットさせたソースネクストの松田憲幸社長は、債務超過寸前の経営危機から脱した直後、米シリコンバレーへの移住を決めた。社長自ら、世界のIT(情報技術)が集まる場所でよりよい製品を見つける狙いだった…
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ソースネクスト松田憲幸氏(3)債務超過寸前で選んだ「店頭回帰」
投資を増やしたタイミングでリーマン・ショックが起こり、28億円の最終赤字を計上。純資産が一時は1億円程度まで減少し、債務超過寸前に追い込まれた。自宅を抵当に入れる状況になって選んだのは、原点である店頭への回帰だった。
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ソースネクスト松田憲幸氏(2)四面楚歌でも貫いた「1980円」
製品を販売する事業を中核にすると決めてソースネクストを創業した松田憲幸氏。「お金を稼ぐのはいいことだ」という若き日の気づきから生まれた結論だった。周囲とのあつれきを乗り越えて進めたソフトの低価格化戦略で確固たる地位を築く…
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ソースネクスト松田憲幸氏(1)ポケトークは危機を越えるか
日本IBMから独立した後、パソコン用ソフトを販売するソースネクストを創業。ソフトの低価格化で一世を風靡し、今では自動翻訳機が事業の屋台骨になった。経営危機を糧にしてきた起業家は、新型コロナウイルス禍を乗り越えられるか。
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ジーユー柚木治氏(4)目指すのは倫理とファッションの共存
新型コロナ禍の中、米国ではJ.クルー、日本ではレナウンが破綻に追い込まれた。一世を風靡したファストファッションでも事業縮小が相次ぎ、アパレルには逆風が吹く。常識を覆し続けた男が考える、新時代に求められるアパレル経営とは。
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ジーユー柚木治氏(3)一度「死んだ」からできた全員経営
野菜事業の撤退を経て、ジーユーの経営に携わることに。990円ジーンズが大ヒットするも、ジーユーの業績は低迷。失敗を糧に「みんなの声」に基づく経営にたどり着いた。
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ジーユー柚木治氏(2)「門外漢」が目指すアパレル世界一
商社で海外駐在を経験した後、最先端の経営を求めて外資系金融企業に転じた。先輩に声をかけられ、山口県にある「一介の服屋」、ファーストリテイリングのとりこに。アパレル“異能集団”が本気で世界一を目指す姿に「新しい経営」を感じ…
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ジーユー柚木治氏(1)柳井氏の「お金返して」から取り戻した自信
変化が激しいアパレルの世界で高い成長を誇るファーストリテイリング傘下のジーユー。設立当初は赤字が続いた同社だが、今や「ユニクロ」をしのぐ伸びを実現するまでになった。新型コロナの逆風に立ち向かうのは、二度と経営者にはならな…
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カスミ小濵裕正氏(4)現場を信用し、自ら考える組織に
スーパーは地域密着であるべきだとの信念を持って小濵裕正氏はダイエーからカスミに移った。東日本大震災をきっかけに店舗に権限を委譲し、顧客を知る現場が自ら考える組織を目指している。商売の原点を大切にしながら、流通業で働くこと…
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カスミ小濵裕正氏(3)創業家から経営を受け継ぐ重み
35年間勤めたダイエーで、スーパーは地域密着が不可欠との信念を持った小濵裕正氏。ダイエーに顧問として残っていた2000年、カスミ創業家の神林章夫氏から誘われた。多角化で負債が膨らんでいたカスミの経営を立て直し、イオンの「…
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カスミ小濵裕正氏(2)企業経営に不可欠な「蛻変」
ダイエーを経て北関東を地盤とする食品スーパー、カスミ社長に転身した小濵裕正氏。「スーパーは地域密着でなければ勝てない」という信念は、ダイエーでの勤務で培われた。企業には時代に合わせて自己変革をしていく「蛻変(ぜいへん)」…
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カスミ小濵裕正氏(1)ダイエー中内氏と対立、それでも貫いた信念
日本の小売業に多大な影響を与えたダイエーに35年勤めた後、食品スーパーのトップに。創業者の中内㓛氏としばしば対立しながら、「スーパーは地域密着」の信念を強固なものにした。ダイエーを「追い出された」小濵裕正氏は、危機の淵に…
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ココイチ宗次德二氏(4)「日本一の事業承継」はなぜできた?
53歳で壱番屋の会長を辞して会社を離れ、後継社長に経営の一切を託した。持ち株の多くも売却し、クラシック音楽の普及やホームレスの支援に私財を投じる。「日本一」と自負する鮮やかな事業承継はなぜできたのか。
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ココイチ宗次德二氏(3)「800勝2敗」を実現した仕組み
出す店のほとんどが業績を伸ばし、「ココイチ」は着々と店舗網を広げていった。価格競争にくみせず、立地にも依存せず、特別な味も求めない。それでも成功したのは、顧客の心をがっちりつかむ数々の「仕組み」があったからだ。
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ココイチ宗次德二氏(2)ハードワークは社長の「特権」
世界最大のカレー専門店チェーン、「カレーハウスCoCo壱番屋」を立ち上げた宗次德二氏。不遇の少年時代の経験が、顧客第一主義を貫く原動力になった。店を訪れる客に「喜ばれ」「求められる」ことを生きがいに事業に打ち込んだ。
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ココイチ宗次德二氏(1)「教科書はお客様」で世界一に
妻と2人で開いた「カレーハウスCoCo壱番屋」を世界最大のカレー専門店チェーンに育て上げた。余計な商売に手を出さず、愚直にお客様の声を聞き続けてきたことが成功の要因と語る。壱番屋は現在、ハウス食品グループ本社の子会社とな…
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エレコム社長・葉田順治氏(4)日本のIT機器技術守る最後の砦に
エレコムはこれまでパソコンやスマートフォンのアクセサリーや周辺機器で成長してきた。だが、創業者の葉田順治氏は、「片翼で飛んできたようなもの」と満足していない。30年間我慢してきた「技術」をもう片方の翼とする第3の創業で、…
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エレコム社長・葉田順治氏(3)直感を信じ、理屈は先達に学ぶ
パソコンやスマートフォンなどのアクセサリーや周辺機器を扱うエレコムの創業者、葉田順治氏。30年以上続けてきた売り方を昨年12月、直感を信じて変更。朝令暮改をためらわず実行する。世界的な経営書を読みあさり、著名経営者の講演…