ポケトークを病院に寄贈

我々はパソコン用ソフトを手始めに、主力となる製品や売り方を変えながら成長してきました。この先の会社の継続を考えると、どんな時代が来ても対応できるよう、バラエティーに富んだラインアップをそろえることが非常に重要です。ソースネクストにとってこの3カ月間は、試練というよりも、大きな変革の時期になりました。
ポケトークの可能性をあらためて発見する機会にもなりました。新型コロナの集団感染が発覚したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客を収容した病院にポケトークを提供したんです。それで、今まで以上に病院という存在を意識するようになりました。米国や欧州でも病院にポケトークを寄贈し、緊急性が高い場所で50カ国以上の言語の翻訳ができることの価値を再認識しました。
周囲には苦しい時期に見えるかもしれませんが、私はチャンスだと思っています。それはものすごく苦しんだ経験があるからかもしれません。赤字が続いて債務超過ギリギリになったこともありました。そうした苦労を乗り越えた経験を、すべてポケトークにぶつけています。
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