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これまで創業の苦労などを語ってきた澤田秀雄氏がエイチ・アイ・エスの未来を語る。今年8月をめどに持ち株会社制に移行。傘下に旅行やホテル、エネルギーなどの会社を置く予定だ。創業から40年。その起業家精神はなお旺盛なままだ。

 今回は未来の話をしましょう。

 エイチ・アイ・エスは2020年8月をめどに持ち株会社制に移行します。持ち株会社の下に、旅行やホテル、エネルギーなど各事業会社をぶら下げる予定です。エイチ・アイ・エスはこれまで、「変なホテル」など様々な事業を生み出してきました。各事業が大きくなったので、ホールディングスをつくり、その傘下の独立した会社が各事業を手がける形にしようと考えています。

 ホテルは主要事業の一つになるでしょう。フロントにロボットを置くなどして生産性を高めた「変なホテル」はこれからも増やしていきます。新しくできた東京・浅草の「変なホテル」は、フロントにロボットすらいません。ホログラムで対応しています。ホテルの名前の通り、どんどん変化し、進化していきます。現在グループ全体で35軒のホテルを運営していますが、10年以内に100軒にしたいと考えています。

 海外でも100軒建てる構想です。海外のホテルは基本的に4つ星か5つ星のものにします。すでにトルコ国内で2軒のホテルの建設を始めています。今年はウズベキスタンやロンドン、パリ、ニューヨークにも建てる予定です。ベトナムやニュージーランドでも開業できるよう準備を進めています。日本人向けではなく、全世界の人に泊まってもらえるホテルです。1年後には、海外各地にできているはずです。

東京・浅草の「変なホテル」ではホログラムがフロントを担う。海外展開でも変なホテルを広げる計画だ(写真=ZUMA Press/アフロ)

エネルギー分野にも期待

 エネルギーも大きく育っていく分野でしょうね。現在、グループ会社で電気を売っていますが、どんどん伸びています。今でこそ10億円規模の利益ですが、将来的には100億円以上になるのではないかと思います。

 初回でお話しした太陽電池も有望です。実はもう独フォルクスワーゲンにも採用してもらっています。欧州で事業が軌道に乗り、日本にも工場を造って日本全国、そしてアジア全域に売ることができれば、将来は何千億円という規模の事業になるかもしれません。