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リーダーシップの要諦は「自己管理能力だ」と指摘する仏INSEADのナラヤン・パント教授。今回は、具体的にどのような自己管理が重要なのかについて聞いていく。

ナラヤン・パント[Narayan Pant]
仏INSEADマネジメント実践教授
米ニューヨーク大学経営大学院で博士号(Ph.D.)を取得。米モニターグループの戦略コンサルタントなどを経て現職、幹部教育学部長を務める。個人の変革における心理の変化や、認知行動の変化に関する研究が専門。

 リーダーには、自分の物事の感じ方までコントロールできる力が必要だと説く仏INSEAD(シンガポール校)のナラヤン・パント教授。組織の長に上り詰めてもなお、「自己管理能力」こそがリーダーとしては最も重要な能力だと指摘する。さらに、リーダーに求められる姿勢について理解を深めていく。

 「人が今、どんなに優れていても、あるいは今どんなにダメでも、いつだって今より優れた人間になることはできる。これまで数多くのリーダーに会ってきた私の経験からすると、優れたリーダーの共通点として、常に学ぼうという姿勢を持っていたことが挙げられる。逆に学ぶことをやめた途端、もういいリーダーではなくなるのだ。

 リーダーの生来の性格的なくせがどうであれ、訓練で克服することはできる。その意味で、素質は大した問題ではない。そんなことより、その人の能力がどれほど高かろうと、包容力があろうと、常に新しいことを学ぼうとしているかどうかのほうがリーダーとしてはるかに重要だ」

 学び続けるリーダーの下では、手掛けているビジネスも絶えず新しいことを取り入れ成長していくことになる。