「洋上風力発電はものづくり力を示す大好機。国内で供給網育成急げ」

 ロシアによるウクライナ侵攻の影響で国際的にエネルギー供給が混乱している。ただ気候変動対策は地球規模の課題で、脱炭素に向けた大きな流れを止めてはならない。日本政府は2050年の温暖化ガス排出実質ゼロに向けたグリーン成長戦略の中で再生可能エネルギーを主力電源とし、とりわけ洋上風力発電を重視する。洋上風力の発電能力を30年までに1000万キロワット(kW)、40年までに3000万~4500万kWに拡大する構想を打ち出している。これは大型の火力発電所で30基分以上になる計算だ。

 22年夏に北海道北部、稚内から車で1時間の幌延町にあるオトンルイ風力発電所を視察した。高さ約100mの巨大な風車が28基、南北3kmに並ぶ光景は壮観だ。日本海からの強い風を受けて多くの風車が勢いよく回っていた。「風はまさに無尽蔵の資源」と実感した。世界各国が洋上風力に力を入れるはずだ。

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