「ウェルビーイングとエンゲージメントが高める働き手の意欲と創造性」

 あらゆる組織は人が担っている。働く個人の意欲、創造性、イニシアチブといったもので組織の働きは大きく左右される。最近の企業経営で、従業員のWell-being(ウェルビーイング、心身の健康や幸福)やエンゲージメント(組織目的への自発的な貢献意欲)といったコンセプトが注目されるのは、ある意味で当然のことだ。

 日本では「働く人の幸せのために、生涯雇用や年功賃金などの確保を何より優先する」という発想が伝統的に強かった。ところが、日本企業の従業員エンゲージメントは国際的にみて非常に低いという調査結果が示され、こうした考え方に疑問が呈されるようになった。生産性を向上させ、不断のイノベーションに挑むには、日本の組織文化に欠けるところがあるようだ。どこでボタンの掛け違いが生じたのだろうか?

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