「移住者を呼び込み 地方の内なる力引き出し 人口還流をうねりに」

 今回は地方活性化について考えたい。人口減少、少子高齢化による地方都市の疲弊を立て直せるかは、将来に向けた大きな課題だ。東京一極集中を地方に還流させる大きなうねりを起こさねばならない。2021年11月まで7カ月連続で、東京都からの転出者が転入者を上回る「転出超過」になったニュースが年の瀬、話題になった。新型コロナウイルス禍をきっかけに、リモートワークが急速に浸透して地方移住者が増え、これまでにない転機を迎えたと感じる。

 14年に増田寛也氏が著書『地方消滅』で約900もの「消滅可能性都市」があると指摘したことが反響を呼び、国が地方創生に様々な仕掛けをしてきたが、大きな成果は得られていない。しかし天の配剤か、自然の成り行きで地方へと人が動き始めている現在の流れを、大きく利用しない手はないだろう。

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