「バイデン氏は外交でミス。中国は国内問題で多忙。冷戦弱まり日本に好機」

 岸田文雄首相が誕生したが、米国は日本の政権交代にさほど注目していない。首相が岸田氏だろうと菅義偉氏だろうと安倍晋三氏だろうと、ジョー・バイデン米大統領が就任後最初に招く他国のリーダーは日本の首相だったろう。日米関係は外交戦略上、強固だ。

 ただバイデン政権には陰りが見え始めている。就任当初は1.9兆ドルの新型コロナウイルス経済対策を成立させるなど優れた対応が目立ち、成績を付けるなら「A−」だと本欄でも記した。だが今は「B−」だ。米国は今や主要7カ国(G7)のワクチン接種率で日本をも下回る。債務上限の引き上げでリーダーシップを発揮できず、約2兆ドルに上る歳出・歳入法案もバイデン氏の人気を下げた。

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