「SDGs重視は当たり前。 理念があって初めて 事業は発展するものだ」

 SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が当たり前のように使われるようになり、多くの企業が意識するようになっている。こうした動きが出てきているのは当然のことだと思う。

 産業革命以来、資本主義が発展する中で、私たち人類、特に先進国の人たちは自然をいじめながら、経済を成長させ、物質的な生活の豊かさを享受してきた。だが、その自然がもう限界だと示してるように思う。また、若い人たちもこのままでは自分たちの未来がないと感じ取って動き出している。改めて自分たちのあり方を振り返っていかないと、この世界は毀損してしまうということをほとんどの人が感じ取っているからこそ、SDGsという考え方が出てきたのだろう。

 企業の立場から考えると、株主第一主義からの転換とも言える。近江商人の「三方よし」や渋沢栄一の「論語と算盤」の思想がある日本企業にとっては、原点に戻ったというか、当たり前の時代になったとも言える。

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