「コロナ後も観光は旗印。リアルの良さを見据えて人の往来再開に備えよ」

 アフガニスタン情勢が緊迫している。8月末の駐留米軍の撤収を前にイスラム主義組織タリバンが首都カブールを制圧。各国が自国民や協力者の退避作戦を展開したが、日本の対応は後手に回ったようにも見えた。

 このコラムでは前回、「多角度から戦略を考え抜き、国益を最大にする道を歩むべきだ」と指摘した。アフガン情勢は各国の思惑が複雑に絡み合い、最適な政治判断を下すのは容易ではない。ただ改めて、日本としてどうすれば国益を最大化できるか、考え抜く必要がある。

 思い返せば、20年続いたアフガン戦争のきっかけは米同時多発テロだ。2年後の2003年には重症急性呼吸器症候群(SARS)が世界的にまん延した。地政学的リスクや感染症の流行などに世界は定期的に揺さぶられ、航空業界も打撃を受けた。

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