「新型コロナの流行は続く。不確実性を前提とした経営判断が必要になる」

 世界中が新型コロナウイルスのパンデミックの渦中にいることに気づいて以来、企業経営者や経済政策担当者たちは2つのことを考えてきた。1つは、事業活動や公共の福祉の維持を保証するためにどのような緊急措置を実行していくかということ。2つ目はこのパンデミックが終息した際にどううまくやっていくか、政府関係者であれば、どうすれば1日も早く収束させられるかということである。

 この状況が変わろうとしている。緊急対策の大部分はビジネスや個人が新しい環境に適応できる施策に取って代わられている。それだけでなく、このパンデミックが終息した際に準備されていた施策は、パンデミックは今後も続くという共通の理解に取って代わられてきている。まさに米国が、アフガニスタンやイラクとの戦いを「終わりなき戦い」と呼んだように、「終わりなきパンデミック」と考えざるを得なくなっている。このような考え方ができない企業経営者は、すぐに考え方を改めるべきだ。

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