「人生100年時代に80歳はあくまで通過点。新しい世界に適応続ける」
私事で恐縮だが、来月15日に80歳の誕生日を迎える。残り1カ月を切ったこともあり、友人や社内から「傘寿おめでとう」と祝福される機会も増えてきた。私自身、意識はしてこなかったが、健康な状態で80歳を迎えられそうなことを感謝しているところだ。
ひと昔前ならば60歳の還暦が、長寿の節目と考えられてきた。今は「人生100年」と言われる時代だ。80歳ですら人生の通過点なのかもしれない。日本人の平均寿命は男女共に80歳を超えている。単純計算では日本人の過半数が傘寿を迎えるわけだ。
ただ80歳となる立場からすると、2000年に還暦を迎えた際に近い感覚を抱いている。こう感じるのは、カプコンやワイナリーの経営で多忙な日々を送っているからかもしれない。20年間で医療の進歩の恩恵もある。日本では世界トップレベルの医療を受診できる環境が整っている。私が100歳を迎える20年後にはさらに進化するだろう。40年には「人生120年時代」と言われていてもおかしくない。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1037文字 / 全文1505文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「賢人の警鐘」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?